喜舎場塾について

沖縄空手道松林流喜舎場塾 ロゴ

松林流開祖の長嶺将真先生の高弟、喜舎場朝啓先生が空手技法を研究するために1998年(平成10年)、2月に創設した空手塾である。
因みに喜舎場先生は少林流松村正統空手道開祖の祖堅方範(そけん ほうはん)翁にも師事し、独自の腰使いによりスピードに乗った切れのある型のこなし方や、実践的な組手の研究で知られていた。
特にローハイやパッサイ、チントーの型の演武を得意とし、ムチミのある腰使いで魅了した。
その喜舎場式の腰使いをナイハンチの動きの研究によって腰の動きを内在化させ、現在のナイハンチ腰まで進化させたのが新里勝彦先生である。
腰関節の抜きによる脱力技法は従来の剛の空手とは全く相反する異次元の身体操法となっている。
従来の空手が筋肉を主体に剛のパワーを繰り出すのに対し、新里先生の腰技は人体の骨格構造上の力戦に最も重きを置き、相手に触れるまでは弛緩した状態を保ち、触れる瞬間に内発力が働く仕掛けになっている。
また相手の攻撃に対しても身体の緩みが建築の免震構造と同様、クッションとなり、相手の打撃を半減させ、動きを封じる柔の身体操法を特徴としている。
喜舎場塾では門下生が従来の家元制組織の方法に拘束されず、夫々が自身の身体の"気づき"に基づき空手の技が自在に進展することを促す。
その為の身体操法を追求し、進化させることが塾の目的である。

喜舎場朝啓先生

喜舎場朝啓先生 33歳の頃

他流派との交流

現在、喜舎場塾は新里勝彦先生が塾長を務め、県内の各流派を問わず、日本国内外の他流派の多くの空手家との交流を行って来たが、今後は関わった先生方か、あるいは何らかの紹介状が原則として必要です。

※新里先生の空手技法を更に詳しく知りたい方は「空手メモ」を参照してください。

喜舎場塾本部道場メンバー(2015年1月現在)

  • 塾長:新里勝彦
  • 特別顧問:上江田善市
  • 長嶺道場OB会代表:幸地三平
  • 田島一雄
  • 金城秀昭
  • 新垣勝也
  • 宮城調達
  • 伊志嶺国裕
  • 宮城蔦子
  • 中村学
  • 渡嘉敷徹
  • 長谷川昌義
  • 小底英光
  • 宮川祥雄
  • 二木良夫
  • 名嘉真朝春
  • 新垣保
  • 島袋成喜